馬と犬の比較

馬と犬の特徴が良く分かるように、下写真でレディ(馬)とジョアン(犬)をほぼ同じ大きさにしました。 ジョアンはまだ子犬なので、首や手足が伸びきっていませんが、 多くの犬種の中でエアデールテリアは馬に似ていると言われているそうです。 また、レディは軽種ですが、中間種のようなCobbyなタイプがエアデールテリアのトレンド?のようです。 【ここで紹介している事はあくまで一例であり、様々な解釈があることをご理解ください。】

馬に関する補足事項:
馬の歩度:動画を用いて乗馬の歩度を説明しています。
馬体各部の名称:馬体各部の名称を説明しています。
馬の毛色:代表的な馬の毛色について説明しています。

性格:
馬は草食動物のため一般的に強い警戒心を持っています。 レディは特に用心深い方で、年齢を重ねるとともに落ち着いてきましたが、何度も怖い思いをさせられました。
発情期の行動は馬によって様々なようですが、 普段は人に触られるのを嫌がるレディが発情期になると態度が豹変しスリよって甘えてきます。
犬は飼主のことを判りますが、レディも判っていて馬洗場に繋いでいてもいつもこちらの方を気にしています。 おやつを与える頃になると飼主の足音が聞こえただけで、鼻を鳴らして催促してきます。
犬のリードと馬の手綱の扱いは似ている所が多いと思います。 特に引っ張り放しは厳禁で、動物の扱いに対する共通点を感じます。
レディもジョアンも人間の男女は臭いで判っていると思いますが、レディは男女差別はしてないようです。 ジョアンはまだ発情期を迎えていませんが、どうなることでしょう。
耳:
レディは耳が大きい方で、感情がよく見て取れます。 騎乗時に乗り手に集中している時や何か気になるものがある時など耳をそちらに向けています。 また、気に入らない時は耳を後ろ側に伏せて威嚇の態度をとります。このような時は注意が必要です。
目:
馬の瞳孔は横方向に長い長円形をしています。羊などと同じです。 視界も約350度あるそうで真後ろ以外は見えているようです。
口:
馬は犬に比べて口先が器用です。口先で餌を選り分けて美味しい物だけ食べたり非常に器用に動かします。
首:
レディは雌なので首があまり太くありませんが、屈頭した時の馬のアーチ状の首は非常に美しいものです。 エアデールもこの辺りが馬と似ているような気がします。
背:
馬がきちんと運動すると背中の動きが全く違ってきます。 英国の高級自動車のCMで馬に乗っているような乗り心地というフレーズがあるそうですが、 後肢を踏み込んだ良い動きをした時は背中の動きがまろやかで良い乗り心地になります。 (なかなかできず、後肢を引きずったような動きで最悪の乗り心地の事がしばしばです。)
肢:
馬は中指が発達して蹄となった奇蹄類で、前膝から下、飛節から下が犬に比べて長いのが目に付きます。
歩様:
馬の基本的な歩様を以下に示します。 番号と(−)が各肢が着地している時間です。 便宜上、左後肢(右後肢)を起点に番号を付けてあります。
	・常歩(なみあし)
		左前肢 --  ------  2-----  2-----
		右前肢 ------  ------  4-----  4-----
		左後肢   ------  1-----  1-----
		右後肢 ----  ------  3-----  3-----
	・速歩(はやあし)
		左前肢 ---   ---   2--   2--
		右前肢    ---   1--   1--
		左後肢    ---   1--   1--
		右後肢 ---   ---   2--   2--
	・左(右)手前 駈歩(かけあし)
		左(右)前肢   --     --     3-     3-
		右(左)前肢 --     --     2-     2-
		左(右)後肢 --     --     2-     2-
		右(左)後肢 --   --     1-     1-
		浮遊期         *      *      *      *
	・左(右)手前 交叉襲歩(こうさしゅうほ)
		左(右)前肢        --       --       4-       4-
		右(左)前肢      --       --       3-       3-
		左(右)後肢    --       --       2-       2-
		右(左)後肢  --       --       1-       1-
		浮遊期     *        *        *        *        *
	・左(右)手前 回転襲歩(かいてんしゅうほ)
		左(右)前肢        --       --       4-       4-
		右(左)前肢      --       --       3-       3-
		左(右)後肢  --       --       1-       1-
		右(左)後肢    --       --       2-       2-
		浮遊期     *        *        *        *        *
	
この他に両後肢でほぼ同時に地面を蹴り出すハーフバウンドがあります。 競馬では、スタート直後、ハーフバウンドでゲートを飛び出し、回転襲歩で加速し 交叉襲歩に移るようです。 回転襲歩は加速に向いているようですが、全身を使うため疲れやすいようです。 ちなみに馬場馬術の歩様は、常歩、速歩、駈歩までです。

ジョアンを観察すると、以下のような回転襲歩で、浮遊期が異なるようです。
	・左(右)手前 回転襲歩(かいてんしゅうほ)
		左(右)前肢        --       --       4-       4-
		右(左)前肢      --       --       3-       3-
		左(右)後肢 --       --       1-       1-
		右(左)後肢   --       --       2-       2-
		浮遊期         *        *        *        *
	
その他、以下のような側対歩と呼ばれる速歩があります。 肢の長いキリンやラクダなど、犬ではオールドイングリッシュシープドッグ、タテガミ狼などに見られます。 上下動が少ないことから馬に強制的にやらせた時代もあるそうです。馬場馬術では正しくない歩様です。 エアデールでも疲れたりするとこの歩様が見られることがあります。
	・側対歩(そくたいほ)
		左前肢 ---   ---   2--   2--
		右前肢    ---   1--   1--
		左後肢 ---   ---   2--   2--
		右後肢    ---   1--   1--